京阪香里園駅より徒歩13分
まず、二人で稼いだ板連珠盤が山積みになっていること
…「もったいない。なんとかしなくては。」
そして、自分たちが好きでやっている連珠を
一人でも多くの人に紹介したい、そんな気持ちからでしょうか。
少し触れてみたいと思います。
結婚して10数年は家事。育児から子育て。絵画に忙しく(後に彫刻に移り現在に至る)二人のことを振り返ることもなく過ぎてしまいましたが、子供に手がかからなくなった頃にふと二人の接点がないことに気付き、今は若いから良くても年をとった時に寂しいのではと判断した私は、娘を身ごもってかなり大きなお腹に成っているにも関わらず、正月、主人の実家でマージャン教わった時のことを思い出し、二人の接点はゲーム好きであることを確信しました(そのマージャンは未だ延々と実行中です)。
そして、ある時ふと見れば、何故か薄暗い所に碁盤と碁石があるではないか「そうだこれだ」と思い、それからというものは、夜が来ると、金、土、金、土と、毎週気がつけば牛乳屋さん、朝刊が来ていました。が、これだけやっているのに私は何か物足りないな、と、「正式にやりたい」そんな思いで、ある日、近くの本屋へ出向き一冊の連珠の本を必至で探し見つけました。
「あ、あったあー嬉しい!」
この時の気持ちは未だに手に取るようです。
それから主人に内緒で一冊の連珠の本をマスターしてから、坂田吾朗先生へハガキを出し、御返事に京都・阪神連珠会を知り早川道場へ入門、そのあと内緒にしていた一冊の連珠の本を主人にばらしましたが、当時はどこを歩いても寝ても覚めても、頭には盤が置かれ、石が並んでおり、お陰で電柱にぶつかったことを忘れません。
松尾敏子